【2日目】圧倒的な値打ちを、届けたいのです。

2 12月

こんにちは。@papanda です。

自己紹介

papandaという通り名で活動をしています。いろいろな変遷をへて、現在は永和システムマネジメントという会社で受託開発を生業としています。DevLOVEコミュニティでは船頭をしています。DevLOVEは2008年6月21日に結成しました。最初はたった2人からのスタートだったのですが、今ではたくさんの裏方の皆さんがJoinし、場作りの企画・運営を行なっています。

今回、この一連のエントリのテーマとなる「#4tate」にはある強い思いを込めています。#4tateが生まれたのは、デブサミ2011のセッション企画からでした。#4tateとは、「帆を立てる」であり、自分に向けたメッセージです。「誰かに頑張れ」ではなく「自分はこれをやる」という決意表明です。その強い意志こそが、それを受ける人の、内から湧き上がる力になると考えました。#4tateは、DevLOVEの有志と、GLOCOMにてイノベーション行動科学の研究をされている野村恭彦さんとのブレストから生まれました。

このAdvent Calendarを企画したのは、@chachaki です。彼が、思いの込もった#4tateをテーマにこの企画を立ち上げてくれたことを、仲間として嬉しく思っています。

4tate

これまでの4tate

これまでをふりかえったときに、2つの思いについて気づきました。その内の1つが、私にとっての「これまでの4tate」であり、残りの1つが「これからの4tate」になります。まずは、これまでの4tateから。

私がはじめて入社した会社は、独立系のソフトウェア会社でした。いわゆるn次請けの会社です。入社当初はこの世界の商慣習なんて知る由もありません。エンドユーザと出会うことはありませんでしたが、そういうものなんだと思っていました。仕事は組み込み開発でした。昼間は客先常駐で、自社に戻ることはほとんどありません。私の楽しみは、業後に自社に戻り、昼間の仕事では携われないような技術の勉強、素振りをすることでした。自社には誰もいません。みんな出払っているからです。ゆえにオフィスが広い必要もなく、10人分の机を並べるとオフィスの奥から出入り口までいっぱいになる程度の広さでした。私は、ひとりでもくもくと素振りをしていました。それは実に楽しい日々であり、同時に、満たされぬ日々でもありました。

仲間が欲しい! 自分たちの仕事をよりよくするために、ともに腕を磨き競いあう仲間が。それは、飢えでした。

それから、紆余曲折を経て、私は東京にわたり、海岸沿いにあるSIerに身を置くに至りました。そこでも満たさぬ日々が待っていました。そう、私はまだわかっていなかったのです。自分を満たしてくれるのは、他の誰かではない。自分自身なのだ、と。そのことに気づいた私は、自分たちの居る開発の現場がより前進するために学ぶ場、「デブラブ」という社内コミュニティを仲間と作りました。仲間といっても、前述のとおり、私ともう1人しかいません。しかし、上達への飢えを抱えた者たちが次第に集まり始め、やがて社内コミュニティだった「デブラブ」は、会社という組織を超え、現場を横断するコミュニティ「DevLOVE」へと前進していくのでした。

そこは、自分たちの仕事をよりよくするために、腕を磨くことに熱を上げる人たちで埋まるようになってきました。誰でも、ここに来て、自由に学ぶことができる。私は、結果的にこの10年をかけて、ひとつの帆を立てることができたのです。

これからの4tate

さて、私のこれからの4tateの方です。学びは活かすようにしなければなりません。これから私は、必要としている人たちに、本当に必要な価値をもたらすシステムを届け続けることに、帆を立てます。圧倒的な値打ちを、届けたいのです。では、どうすれば、届けられるか。これもまた、誰かが解を持っているわけではありません。自分で追い求め、動き続ける他ないのです。何年経ったとき、帆を立てたと実感できるかはわかりません。これは、私の新たな挑戦です。胸が踊るような楽しみがそこにはあります。

バトンタッチ

DevLOVE Advent Calendar、次はDevLOVEの切り込み隊長こと「@jun116」さんです。よろしくお願いいたします。

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