【6日目】僕らが腕を磨く理由

20 11月

@ITエンジニアライフの先輩コラムニスト。盟友(って呼ばせてください!)@daiksyさんからバトンを受け取りました。ちなみに昨日の記事は「仕事とプライベートがウェットってブラックなの?」です。

自己紹介

たのぐちと申します。IT業界5年目のプログラマです。「もうそろそろアプレンティスから抜けださなきゃなぁ」と思いつつも、やっぱり師匠を求めてしまう。そんな悩み多き27歳です。

最近は@ITエンジニアライフでコラムを書いたり、DevLOVEからのスピンオフコミュニティDevLOVE Pubで電子書籍を作っていたりもします。

今も耳朶に残る言葉

自分がこの業界に入ったころに知った言葉で、今も自分の指針になっている言葉があります。

それはマンガ「医龍」の20巻に出てきました。

腕ってヤツは、上がってると感じてなきゃダメなんだよ。

維持してると思ってんなら、落ち始めてるってことだ。

という言葉です。今回はこの言葉から感じた、自分にとってのプロフェッショナル像について書いていきたいと思います。

絶望の淵で奮起させられる

この言葉が出てきた場面について、少し語らせてください。

「医龍」は天才的な心臓外科医である朝田龍太郎が、大学教授の椅子を狙う加藤に招聘され、超高難度の手術であるバチスタ手術に挑んで・・・という話です。

そのバチスタ手術が成功し、いよいよ教授選も佳境を迎えたなかで、チームメンバーである麻酔科医・荒瀬と朝田との会話のシーンでこの言葉が出てきます。

腕は超一流だが、過去の手術の失敗がトラウマとなって、日々酒と薬にラリッてる荒瀬。

それでも、その腕があったお陰で、今までチームの一員として麻酔を任されていました。

ですが、この場面で朝田は酒と薬を止めるように忠告します。

一方の荒瀬は腕は落ちてないと言い張ります。

そこで朝田が言うのです。

「腕ってヤツは、上がってると感じてなきゃダメなんだよ。

維持してると思ってんなら、落ち始めてるってことだ。」と

それは、今の荒瀬以上でないと乗り越えられない手術があるかもしれないと朝田が感じていたからでした。

何のために腕を磨くのか

では、何のために腕を磨く必要があるのでしょうか。

この場面では、更に難易度の高い手術に挑むため。それは、最悪の場合を想定してのことであり、患者である大学教授のためでありました。

翻って、僕らが技術を磨いたり、ビジネスの世界を学んだりするのはなぜなのでしょうか。

僕にとっては、お客様・ユーザーに対して、より価値の高いものを提供するためと思ってやってきました。

エンジニアとしてのキャリアが始まったころ。何も分からない・何もできないまま朽ちていく未来を見て、それに抗うため。少しでもユーザーに価値を提供できるようになるために、何十冊も技術書を読み、写経をしていた自分がいました。

その後、転職をしてお客様と直接関わるようになりました。技術に関しては少なからず学んできて、周囲の人よりもは、新しい知識を得ているという自負はありました。ですが、打ち合わせにうまく関われない自分がいました。今度は少しでもお客様とコミュニケーションを取り、プロジェクトを推進していくために、コミュニケーションやプレゼンの手法を学んでいる自分がいました。

そして今、一人で一応ひと通りの開発ができるようにはなった。だけども、多くのエンジニアと触れ合うなかで、もっとうまく開発をしたい。もっと良い物を作れるようになりたい。そう思っている自分がいます。

こうした「何のため」という軸は、きっと人それぞれなのでしょう。

ですが、そうした「何のため」という軸を持ち、そのために腕を磨き、今この時点が、過去最高のパフォーマンスを発揮できるようにしようと心がけている。そんな人が、僕にとってのプロフェッショナル像であります。

学びを駆動させる源泉がある

とはいうものの、こうした使命感だけで突っ走るのは疲れてしまいます。燃え尽きてしまいます。周りもついてこれなくなってしまうのではないでしょうか。

では、こうした「腕を磨く」ことをどうやれば継続することができるのでしょうか。

医龍の朝田龍太郎たちで言えば、患者の笑顔に触れたときの喜びがモチベーションの源泉になっているかもしれません。

僕の場合は、「新しい知識を学びそれを使ってみることが何よりも楽しい」と感じる人であります。そうして得た新しい知識を基にして、何かしらの物を作ったりアクションを起こすことで周囲に認められるのが嬉しいのです。それが自分にとってのモチベーションの源泉となっていると思います。

なので、「いま学んでることが、お客様やユーザーに対しての価値につながったらいいな」なんてことをどこかで思いながら、今日もまた何かしらの本を読んだり、勉強会に参加したり、こうして記事を書いたりしています。

DevLOVE 2012に登壇されるスピーカーの方々も、このアドベントカレンダーに寄稿してる方々も、それぞれが自らのモチベーションの源泉を保ちつつ、「何のため」に学ぶのか・仕事をするのかを考え、仲間と共に腕を磨いてきていることと思います。

そして、そうしたプロフェッショナルな方々と触れ合うことで、自分もまたプロフェッショナルとして成長し続けたいと思うのです。

バトンを託す

明日は、あの有名なプロフェッショナル集団・ソニックガーデンに合流されたJunichiItoさんです。いったいどんなプロフェッショナル像が語られるのでしょう。楽しみにしております。

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コメント / トラックバック1件 to “【6日目】僕らが腕を磨く理由”

  1. takepu 12月 4, 2012 @ 2:25 am #

    人が行動を起こすためには、必ずなにか理由があります。それがないと行動は続かない。

    勉強して、周囲に認められ、成功体験を味わい、更なる成功めざして次の目標へつ進んでいく。プラスのサイクルに入ると、人は猛烈な勢いで成長します。そうやって、自分でプラスのスパイラルへ入る方法が見つかった人は、プロフェッショナルになれる、ような気がします。

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