【15日目】ヒーローのビジネスモデル

29 11月

プロフェッショナルでいることは仕事をしていく上で基本的な態度です。
しかし一部のプロフェッショナルは、その卓越した働き振りと成果からヒーローになります。
ヒーローは常に戦い、世界を変えてゆきます。彼らの原動力の多くは関わる人びとの笑顔です。
しかしヒーローは無闇矢鱈に戦っているわけではありません。彼らには寄るべき能力があり、共闘している仲間がおり、何かを守るために戦っています。つまり、彼らにもビジネスモデルが存在するわけです。そこで、本エントリーではヒーローのビジネスモデルを分析するためのツール「ヒーロー・キャンバス」の使い方を紹介します。
(※ すいません。今日はネタの回です)

ヒーローキャンバス

ヒーロー・キャンバスについて

ヒーロー・キャンバスは「ビジネスモデルYOU」で紹介されているパーソナル・キャンバスをヒーロー用にカスタマイズしたものです。パーソナル・キャンバスは自身のキャリアを分析・設計するのは非常に優れたフレームワークです。しかし、パーソナルキャンバスを描き、自身のキャリアに行き詰まりを感じることがあったら、思考を飛躍させるためにヒーロー・キャンバスを描いてみるのも良いかもしれません。
ここからは、各項目について解説しましょう。尚、テンプレートの Downlod はこちら( https://www.slideshare.net/takelog3000/ss-15385284 )からできます。(※ タイマーで11/29になった瞬間に閲覧可能になる予定ですが、できなかったら tw@take3000 までご連絡ください )

①リソース(能力、必殺技、メカ)

あなたのもっているモノを書きます。もっているモノと言われると、お金、土地、車、資格などを連想するかもしれませんが、あなたの好きなヒーローは札束にものをいわせて問題を解決しているでしょうか?土地や車を転がすことがヒロイズムなのでしょうか(車を運転するヒーローは数多くいますが)? そして資格や肩書きで相手を黙らせるようなことがヒーローらしいのでしょうか。

そうではなく、あなたが現実の世界に対して直接できることを書いてください。そして、ヒーローなのですから、勝負を決する必殺技を書きましょう。もちろん、ヒーローといえばメカが重要です。メカがしょぼかったらがっかりです。キッズ(同僚)が羨む素敵なメカを持ちましょう。

・秘密

ヒーローといえば秘密が付きものです。モロボシダンがアンヌ隊員にウルトラセブンの正体が自分であることをバラすのは最終回です。もったいぶってますね。しかし最初からバラしたらアンヌもガッカリです。ギリギリまで内緒にしておきましょう。
違うパターンとしては仮面ライダーV3のように当初から「26の秘密」があることを公言するのも1つの手です。番組が進行するごとに少しずつ段階的に披露をしていく手法を採用していました。実際には26の秘密をすべて披露したわけではないので、本当に26もあったのかどうか自体が秘密になっています。ヒーローにはハッタリも必要です。

②活動(表/裏)

ヒーローの主たる活動は悪を倒すになります。しかし、よく観察してみると、ヒーローは常に表の顔と裏の顔があります。必殺仕事人シリーズの中村主水の職業は表向きは北町奉行所・同心(シリーズによって若干設定が変わる)ですが、裏稼業(本当の仕事)は言わずもがな仕事人として、理不尽な暴力によって人権を侵害された(殺された)人の為に実力を行使しています。表の顔と裏の顔のギャップの大きさはヒーローの魅力を増大させます。

③協力者・支援者

ヒーローは常に孤独ではありますが、実際は協力してくれる人や、支援してくれる組織が存在します。007のジェームズ・ボンドは基本的には一人で活動していますが、イギリスの諜報機関であるMI6という強力な組織が様々なツールを提供していますし、任務遂行中にボンドガールとよばれるセクシーな女性が必ずあらわれます。

・ライバル

ヒーローと言えばライバルが付きものです。キカイダーといえばハカイダー。ルパン三世といえば銭形警部。北島マヤといえば姫川亜弓です。
ライバルはヒーローの障害となりますが、それが結果としてヒーローの成長を助けます。またピンチの時には他の誰よりも信頼できる協力者になることもあります。

④倒すべき敵(課題)

ヒーローはいつも何かと戦っています。しかし戦い自体は手段でしかありません。そのことを忘れないで下さい。

・倒した結果

戦いが終わりヒーローが勝利した結果、何をおこるのでしょうか? 何故か無闇矢鱈に日本にばかり現れる怪獣を倒すと、市街地の被害が最小限に留められます。ブラック・ゴースト団を倒したら世界は平和になります。ガミラスを退けてコスモクリーナーを持ち帰れば、遊星爆弾によって荒廃した地球を元の姿に戻すことが出来ます。そして、地球のみんなに笑顔を取り戻すことができるのです。あなたも世界に変革を起こしてください。

・失敗した場合

ヒーローが戦う動機は、ホラーストーリーによってもたらされることが多いのも事実です。レインボーマンが死ね死ね団の侵攻を食い止めることが出来ない場合は日本が滅びます。複雑なケースとしては、争いを上手く収束できなかったために、イデが発動にして銀河のすべてが因果地平の彼方へ吹き飛んだことがありました。危機感を持ちましょう。

⑤誰を(何を)守るのか?

誰か(何か)を守るためにヒーローは戦います。
X-Men はミュータント達から人間社会を守っています。パーマンは地域の平和。アムロはララアから「あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに!」と怒られます。ちゃんと何を守るために戦うのかをはっきりさせしょう。守るべきものがないのは不自然です。

⑥どこで知られるのか?

基本的に、ヒーローの活動は誰も知らないし、知られちゃいけないことが多いのですが、そうはいっても完全に誰も知らないということはありません。つまりステルスマーケティングを行っているわけです。あくまで自然にクチコミで知られることが成功の秘訣のようです。

⑦何故、あなたなのか?

これは後天的な能力によってそうなる場合と、先天的な理由によってなる場合があります。戦部ワタルは伝説の救世主「わたる」の生まれ変わりという、ある意味、世襲ヒーローなわけですがたとえそうであっても自身の「強み」は有効に活用しましょう。

⑧得るもの/⑨失うもの

人は何かを得るために何かを失います。ヒーローも同じです。魔法少女になることを選べば普通の少女でいることは叶いません。等価交換の法則の元に戦うヒーローもいます。逆に言えば、失ってでも得たいものが何であるのかを強く意識しましょう。
※ 異論は認めます

以上を踏まえ、極めてシンプルなビジネスモデルのヒーローのサンプルを作成したのでご参照下さい。

何のために生まれて、何をして生きるのかが一目瞭然ですね(棒読み)

 

まとめ

半分冗談で作ったキャンバス・テンプレートですが、私はファシリテーターとして人を和んでもらい楽しい雰囲気で有意義な議論をすることにプロ意識をもっています。ですので、本エントリーを読まれた方がちょっとくらいクスッと笑っていただけたら嬉しいです。
また、キャンバス自体が若干、突拍子もないデザインになっているため、発想の切り替えを行うのにはちょうど良いかもしれません。一回くらい、ヒーロー・キャンバスのワークショップをやってみてもいいかもしれませんね。
さて、明日11/30(金)は @_oppy さんの出番です。DevLOVEにおけるジャックナイフである彼はヒーローそのものです。乞うご期待!

ばいちゃ。

——————————–おしらせ——————————–
【12/15(土)】
DevLOVE Conference 2012
「勝手にワーク・シフト(仮)」 ~4人の達人開発者と未来について語ろう~」
http://devlove2012.devlove.org/speaker#speaker_8
日時 2012年12月15日(土)11:00~11:50
組織からの独立や起業について、よそでは聞けない話を高江洲 睦さん(@takaesu0)、中村 薫さん(@kaorun55)、綿引 琢磨さん(@bikisuke)、梶浦 毅一さん(@shirokappa)という四名のヒーローなみなさんに話してもらいます。私はこのセッションでファシリテーターを担当します。

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コメント / トラックバック1件 to “【15日目】ヒーローのビジネスモデル”

  1. takepu 12月 4, 2012 @ 11:58 pm #

    とてもたのしい記事でした。
    人を喜ばせる事に首尾貫徹されるその姿勢、見習いたいなと思いました。
    ありがとうございます。

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